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地元を離れて都会に暮らす独身女が思うこと。その2

数か月前にこんな日記を書きました。

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「続きます」って書いたまま寝かせていたのは、次回を書くのを忘れていたわけではなく「地元に戻るかここで骨を埋めるか問題」が今年の重要トピックになりすぎてしんどかったので、少しこの問題はスルーしてました。

でも、お盆で地元に帰省するとやはりこの問題に直面するので思い出さざるをえなくなる。そして独身である限り、年を重ねるごとにこの問題は深刻化します。笑

 

「帰るか帰らないか」という非常に単純な問題に見えますが、この問題はやっかいで、これからの生活や自分の生き方の方針に関する様々な事柄が複雑に絡んできます。

 

仕事もこれからどうしたいか迷ってる、好きな人も特にいない。結婚はしたいから出会いを探したりしている。けど、もしいずれ地元に帰るならここでの出会い探しは無駄なんじゃないか。ここで出会いを探すなら地元に帰らない覚悟は決めるべきだ。もし今ここで彼氏が見つかっても、私の地元が東京とか関東近郊ならば100歩譲って付いてきてくれるかもしれないが、縁もゆかりもない超ド田舎に一緒に帰ってくれる人など多分ほとんどいない。かといって、地元ではますます出会いは少ない。婚活するなら今の環境のほうが全然いい。今私が地元の人と付き合っていてプロポーズされたのなら迷いなしに帰ると思うけど、そうではない。地元に帰れば素敵な人が見つかるという保証はない。完全に賭けだし地元は就職先も少ない。地元に帰るふんぎりがつかない。

 

 

…みたいなことを延々と考えていて、前回から状況は変わってません。しまいには、どっちにするのか「方針が決まらない」ということに対する焦りみたいなものも出てきて、考えるエネルギーだけが無駄に浪費されていっています。

 

なぜここまで地元に帰ったほうがいいのではないかと迷っているかというと、一番の理由には私は一人っ子だから、ということがある。さらに母親は高齢出産だったので、そんなに若くもない。

老いた親の面倒を見るのが子の義務だからというよりは(それもありますが)、私が一緒にいてあげたいという気持ちがある。育ててもらった恩返しもしたいので、もし私がこのまま遠方で結婚しても、結局最後まで何かにつけて後悔するかもしれないという不安はついてまわるんじゃないかと思っている。(でも、それはある意味仕方ないことでもあるし、今の環境で親孝行をしてあげることもひとつだと思ってもいる。)

兄弟が地元に残っているならまた話は全然別だけど、両親からしたら私が唯一の子なので、誰もいないのと一人でも近くにいるのとでは、やはり全然違ってくる。

それに自分自身も、やはり一人で過ごすよりも家族と過ごしているほうが気持ちは安定するし、寂しくもない。子供のころはよく親と喧嘩していたけど、今ではよき話し相手で、雑談も生活の相談もよくする。ある程度の自由がほしければ実家の近くの市町村で一人暮らしをすることもできる。

地元の県に住んだほうが、やはりお互いに安心できると思う。「決まった相手がいるならとにかく、今の仕事も満足ではなく彼氏もいないなら、親を置いてそこにいる意味ないじゃない」って地元にいる親戚に言われたことも、確かにもっともな意見だ。

 

一応、戻ることでほかのメリットもある。私の地元は超ド田舎のため大自然に囲まれてのびのび生活できるので、環境としては悪くない(便利かどうかは置いといて)。あくせくせずに暮らせるし、排気ガスにまみれたりラッシュで押しつぶされなくてもいい。

きっと地方で暮らしていたほうが病気にはなりにくいし、親も今更この年齢で都会には住みたくないらしく、住み慣れた土地で一生暮らすことを希望している。親をこちらに呼び寄せるという考えも最初はあったけど、親がそれを希望しない以上、それも望ましいことではない。 

 

メリットもいろいろあるし、私は地元に帰るのが絶対嫌だ、というわけではない(ただしパートナーさえいれば)。仲の良い友達も一応いるし、親の近くにもいてあげれるし、孫の顔も見せてあげやすい。何より何かあったらすぐに実家に帰れるという面で心配が少ないのが一番安心だ。

しかし、色々と悩む理由もある。地元で結婚相手が見つかれば一番よかったのだけど、私は大学進学を機に大都市圏の中堅都市に引っ越してきたので、人生のうち濃い時間を過ごした場所は地元ではなく、むしろ今住んでいる土地のほうになってしまっている。同窓会もそんなに多く参加してこなかったし、今さら地元での人脈もほとんどない。

就職も大変だと思う。就職先がないわけではないけど非常に限られている。実際に私の高校の同級生の就職先は県庁か市役所、地銀、電力会社、片手で数えられるくらいしかない地元の有名企業、そのうちのどれかくらいしかない。そしてもれなく高校の同級生や先輩や後輩とは職場で再会すると思う。

どうしてもそれが嫌だというわけではないけれど、私が地元でちょっと息苦しく感じるところがあるのは、そういった狭い人間関係だ。実際地元に帰って友達と飲みに行くと「〇〇ちゃんがこうで、〇〇くんと同じ部署だから仕事でいじめられてるんだよね、高校の時は〇〇くんはこうだったのに、今はどうのこうの」とか、そんな話が出る。全然知らないはずの友達の会社の話に、なぜか何人も自分の知っている人が登場人物として出てくるという、驚くようなことがあるのだ。

実際、職場のことでなくても、近所づきあいにしても、何をとっても狭い。良い言い方をすれば「おっとりしている」になるのかもしれないけど、全体的に安定志向というか、ゆるい。もちろんそれは地元の長所でもあり、ある時はそれに癒されることもあるけど、違和感を感じる時もある。

それに比べると、今の環境のほうが圧倒的に自分のやりたい仕事を探しやすく、動きやすい。地元の町が嫌いなわけではないけど、今住んでいる町も、都会に近い場所でありながらも環境がよく思い入れもあるし、とても気に入っている。

せめて地元の近県都市に引っ越そうか。 でも、それじゃあまり意味がないのではないか。それに地元に戻ったら車生活から絶対に逃れることはできない。私は車の運転がとても嫌いだ。もちろんせざるをえない環境になったらできるようにはなるだろうけど、ちょっと憂鬱。

 

 

私は欲張りだ。

今言った全部のことを手に入れられるわけじゃない。

何か一つ手にいれたければ、ほかの何かを失うのは仕方がない。

全部をとれるわけじゃない。

 

わかっているけど、こればっかりはなかなか結論が出ません。

どっちにするにしても「この人だ」という一生のパートナーさえ早く見つかればどちらかの選択肢を捨てる決心はつく。だけど、それがいないからこそ焦るし、どこでその相手を探すかを迷うのです。