b i t t e r s w e e t

人生は b i t t e r s w e e t

思い出すこと

「もう少し一緒にいたい」と言われた。

 

 

 

 

 

 

一緒にいたいのは私もだよ。

 

 

 

私も一緒にいたい。

本当は私も「うん」って言いたかった。

本当はずっとずっとそのまま包まれていたかった。

 

 

 

でも「だめだよ」って止めなきゃいけなかった。

 

普通は、好きな人からそう言われることは喜ばしいことだと思っていた。

10年前は、好きな人からそう言われたら、言語道断で「うん」と言うと思っていたに違いない。

そして、世間の女の子の多くは、好きな人にそう言われて、その言葉を素直に受け取ってその胸に飛び込む権利を持っている。でも、私はそうではない。

どうして一番好きな人がそういったのに、自分の思いを殺して、私は断らなきゃならないんだろう。

悲しくなるんだろう?

 

好きな人の寝顔を見ている時になぜか泣きたくなった。そんなふうに悲しいのは私だけだと思った。

 

 

 

断らなくてはならないケースがあることを、10代の私は想定していなかっただろう。

 

 

 

なにも、こう、いつもいつも感傷的になってしまうわけではない。いつもではない。仕事の時はこんなことは考えはしない。

 

でも、必然的に一人の夜だから。

そんな風に思い出してしまうこともある。

 

 

 

 

また昨日と同じものを2日連続で食べる食べる。今日。

 

 

2人前のものを作った。なんでも今はそうだけど、売ってるものはなんでも2人分が多い。なんでも1人は生きづらい。

 

 

私は、昨日と同じものを食べる。

なぜって、ひとりだけだから。ひとりだから。

 

 

 

 

もう、涙は流さない。翌朝、目が腫れるのは嫌だから。明日、出会いがあるかもしれないじゃないですか。素敵な人との出会いがあるかもしれないじゃないですか。

 

こんなこと忘れさせてくれる人と、出会えるかもしれないから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いや、そんなこと、本当は願っていない。

 

Desire

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