ビタースイート

人生は 甘くて苦い

友達との井戸端会議が「東京タラレバ娘」そのものだったことから。

何も予定がなく早めに家に帰った平日の夜、よく孤独を感じる。とここで書いたことがあるかもしれない。

 

先日、私と同じくそういう孤独を時々感じているであろう未婚の女友達から着信があり「今から飲めない?」とのことだったので、二つ返事でOKした。私と状況も似てる子なのでやはり気が楽だったし、楽しかった。

 

 

でも、家に帰ってから思った。

周りのお客さんはみんな結構静かに食べていて、私たちが盛り上がっていたのもあって近くのお客さんには話の内容が聞こえていたのでは、と想像するのですが。

 

その人たちが会話を聞いていたとしたら「あのひとたち、結婚できなさそー」って思ってただろうな。って。

 

自分たちの会話の内容を思い返していると「こういうの、どこかで見た気がする。」と思った。ドラマになった「東京タラレバ娘」のタラレバ会の会話の内容とほぼ同じなんやわ…とすぐに気が付いた。 

いま気になってる人がどうたら、デートの内容がどうたら、これから将来を考えるとどうのこうの、家柄収入がどうたら、合コンで知り合ったあの人のここが微妙だの、キープされたらどうたら、あと数人気になる人を作っておきたいだの、なんだの。

 

私も漫画やドラマで描かれていた「タラレバ」のカテゴリーの人間なんだろうな、とぼんやりと思った。

なんというか、いろいろなことを考え直した。

 

 

 

今からいろいろ書きますが、最初に前置きだけしておくと、決して婚活をしている人を下に見ているとか、バカにしてるとか、そんなことはありえません。

というか(婚活というのか恋活というのかよくわからないけど)私もそういうことを今でも薄くやってるし、いまだに結婚もできてません。

そのうえで、もしよかったら読んでください。

 

 

 

 

最近ぼんやり思うのは、今まで誰とも付き合ったことがなかったり、恋愛に疎くて自分はモテないかもと思ってる人こそ「婚活」という場で相手を探さないほうがいいと私は思う。(批判的な意味ではなく、婚活がうまくいかないっていう人生相談を自分がされたとしたら、そういうふうに言う気がする)

 

もちろん私はモテるわけではないので、自分に対してもそう思ってる。

今、いわゆる結婚適齢期の独身なら「相手がいない、結婚はしたい→じゃあ婚活するか」っていう行動パターンが主流になってるとは思うのですが、逆にそういう時こそ、婚活的なツールで探さないほうがいいのでは…と。

明確なタイムリミットを自分で決めていたり「今すぐに」と思ってたらそうはいかないかもしれないけど…

でも、もしそうだとしても、リアルで一生懸命探す(というか友達を作ったりいろんな人と話をすることから始める?)努力をしたほうが結局は近道なんじゃないかという気がしている。気持ち的にも疲れない。

「現実のコミュニティでいいなと思う人がいないから出会いの場に行ってるんやんけ」と思われるでしょうし、私もそう思ってました。

もっと言うと、既存の人間関係の中で動くのは何かあったときにめんどくさいし、時にはやっぱり恥ずかしいですよね。

そういう意味では、婚活や出会いの場のほうがあとくされが無くて、ある意味ラクだという理由も正直あったと思います。手っ取り早く出会えるし。

 

でも、そこをなんとか、既存の友人知人繋がりでいろいろ交流を深めていく努力をしたり、まずは恋愛や出会い関係ない所から人間関係を築いたほうが、自分を真っ向から否定されたような気がしなかったり、人の温かさにふれることも多いと感じました。

 

 

 

実際に婚活、やってみてわかった。

「婚活」というと、一見恋愛初心者にもやさしいように見えて、実は違う。

恋愛経験が少なくて異性とどう距離を詰めればいいかわからない人であればあるほど、いわゆる「婚活」でのゴールは難しいと思った。

 

お見合いパーティーや街コンにしてもアプリにしても、あれは元々コミュニケーション力が元々一定以上ある人たちがうまくいきやすい出会いの方法であり、恋愛初心者が参加したところで、なかなかうまくいかないだろうから。

 

結婚相談所だって結局そうだろう。

実際入ったわけではないので憶測が入るのを許してほしいんだけど(2社ほど説明を聞きにいった)、「頑張る」の内容が「毎週誰かと会う、デートに行く」になってしまいがちでは?と思うし、成婚退会の難易度は非常に高いと思う。

 

いわゆる「婚活」での成功って、モテる人でないとたぶん難しい。 

私は近頃あまり見てないけど、ナイナイの番組「お見合い大作戦」(でしたっけ?)なんて、その代表的な例ではないでしょうか。

あの番組でクローズアップされたりうまくいっているのは、日常でも普通に「ある程度モテるだろう」と思われる美男美女が多いですよね。別にそれについてどうこう言いたいのではなく、婚活の全体像を映し出してるようだな、って。

たくさんの参加者がいるはずですが、一度も焦点が当てられなかった人のほうがはるかに多い。

 

これも2年前は全然わからなかったことだけど、大事なのは、自信がない人が、いきなりあそこに行くという勇気(婚活しよう、お見合いパーティーに行ってみよう、アプリに登録してみよう、相談所に登録しようetcの勇気)ではないと思うんです。

 

いや、その勇気はすごく重要だし、一歩踏み出すことは素晴らしいのはわかっています。婚活じゃなくても何でもそうですが、やってみること自体は全然無駄なんかじゃないと思うから。

 

でも私がそうで、アプリやパーティーなんて、ものすごく気が重かった。そういうツールで出会うことに抵抗があるとかそういうのではなく、とにかく、とにかく非常に心を消耗してしまい、行くのが嫌だった。

ただ、頑張ってその勇気を出したところで「行きさえすれば変わるかも」「行きさえすれば恋愛ができる」わけじゃない。「行く」ことさえできればそれで問題が解決するなら、今までの日常でもある程度出会いがあったと思うから。

行ったことだけで問題が割とすぐに解決した人(相手が見つかった人)って、さっき言ったような「お見合い大作戦」でクローズアップされるようなモテる男女だけだと思うんです。

 

 

恋愛に自信がなくても婚活していることを「無駄」といいたいのではない。

たぶん相当勇気がいるであろうその継続や一歩の踏み出しが、かけたエネルギーに対しての収穫が少ないものになってしまうのでは、と。

もちろん、最初はダメでも何度か繰り返していたら異性との会話のコツがつかめてきて、手ごたえが出てくるようになるからそれでいいんじゃないか、というのも確かにその通りです。

でも、余程努力しないと、一人で頑張って軌道修正していくことが難しいように思う。

結婚相談所なんかは一人ひとりにアドバイザーのような担当者がついているじゃないか、と言われるかもしれませんが、それだけにあの高額なお金を払うことは現実的ではないのでは…と思います。それに、成婚率何パーセントとかよく書かれていますが、割と低い数字、と私は思うし、実際のところは10パーセント程度という話も聞く。

入って真面目に活動したって、必ず結婚できるっていう保証などない。

  

実際、私の仲のいい友人のひとりが相談所に登録していたのですが、結局誰ともうまくいかなくて、誰のことも好きになれずにやめた。と言っていました。

ツイッターでフォローさせていただいている婚活アカウントでも、モヤモヤした気持ちで「相談所やめます」と言っていた方を結構見かけました。

 

 

 

 

自分もされている可能性あるとは思うけど、婚活や恋活なんかで知り合った相手のことを「こんなありえない人がいたんですけど」みたいにネット上で書かれているのをよく見かける。

SNSで反応がかなりあるような、ありえないレベルのものでなくても、友達同士ではそういう話をすることも結構ある。冒頭で言ったタラレバ会でもそういう話をしてました。

そりゃ、よっぽど常識ない発言だったり一般常識的に言ってそれはありえないっていうものも中にはありますが、 半分くらいは「ただ単に恋愛経験がほとんどないんだろうな、若干コミュ障というか、友達少ないんやろうな」っていうレベルの、相手に悪気はない感じのものです。

 

 

一生懸命自分なりに考えて送ったメールを、「こういう返し方するーー!?ちょっと引くわー」って女同士でネタになっていると想像してみてください。

その人のことをよく知らないからこそ、こういうことができるんですよね。

私だって友人だって、会社の同僚として普通にその人と出会っていたら?

もしそれが親戚の年の近い子だったら?

 

 

そんなふうには言わなかったと思います。

 

常識を疑うようなことをする人でない限りは、その人のいい面が見えてくるし、もっと愛情をもった言い方になるはず。

 

 

 

 

 

 

 

 

婚活って、辛辣なツールだと思う。

 

 

 

 

 

出会い探しの活動ではいろんなことを思ってきましたが、それを経て私がやろうと思ったことは、例えば「会社の中でのコミュニケーションを見直す」とか「参加しなかった飲み会に参加する」とか「友達を増やす」とかそういう感じでした。最終的には。

 

そっちのほうが実りが多かったんじゃないかな、とここ数年を振り返って思うのです。

まだ折り返し地点すらも過ぎていないので説得力はないんですが。

 

 

 

実は先日、こんなにも積極的にアプローチしてもらったのは久しぶり…と思うような出会いがありました。

でも、私はその人ともう一度お会いしたいとは思わなかった。

その人のことがいやだったわけではないので食事と飲みに行きましたが、変な行動があったわけでもないし、エスコートもしてくれたし、有名な会社に勤めているひとだったし、趣味嗜好も自分と割と近いと思った。

自分から器用に押してくるだけあって、その人は恋愛経験の少なそうな人ではなかったし、話を聞いていても一般的には割とモテるスペックの人かと想像はする。聞いてみたら、告白も時々されるらしい。

 

言い方が乱暴ですが、私はそういう「世間から一定の支持を受けているちゃんとした人(かつ生理的にOKな見た目の人)」ならば、相手が好意を示してくれたらこちらも徐々に好きになるのではないかと思っていた。

実際、そういうときもあったから。だから婚活していたっていうのもある。

 

 

でも、違いました。

「そういうときもあった」と私はさっき言いましたが、それはたぶん「条件面や見た目がストライクゾーンである男性が好きになってくれたから、こちらも段々好きになった」ではなく、単に私も最初からその人のことがなんとなく好きだった。それだけだと思う。

 

前述の方については、こんな好条件で見た目やスペックも性格も理想的な人に言い寄ってもらえるのって、今の私は運がいいんだろうなと客観的には思った。

「これが最後のチャンスなんじゃないかな。わかってるよね?」と、帰り道に言い聞かせました。

 

 でも、考えれば考えるほど、その人とはもう会えないなと感じた。 

 

 

 

 

それとは逆のことも起こりました。

 

私は、異性とお付き合いするうえで「それだけは絶対にいや!」と思っていた条件が2つありました。そういう人でも友達にはなれるけど、絶対に結婚はできないと思っていたし、仮に好きになってもらっても付き合うのも無理だろうなと思ってた。頭では。

 

でも、婚活だの出会い探しだのなんだのって言う前の自分を思い出してみたら、そういった「絶対の条件」(と思っていたもの)を簡単に覆してくるものが「好き」っていう気持ちだったのでは?と思った。

これまでも、10代の時も20代前半も、ずっとそうだったでしょ??と。

 

 

「自分が思っていた条件とは少々違っても、中身がよくてOKした」というケースは見聞きするけど、付き合ううえで、自分の中での2大タブーとしていた条件を持つ人さえ、あっさり好きになった。

 

 

 

 

私は、かつてアプリをやっていたとき、男性を検索するとしたら、まず変更しなかった条件はその2つでした。その条件にあわない人を好きになるとは思っていなかったので。

でも、実際は違った。

 

そういうことを考えたら(アプリなんかではほぼ全員がやってると思いますが)、条件で絞ったりすることの意味って何だったんだろう?だから、違和感を感じていたのかもしれないなってなった。

 

 

こんなときに、東京タラレバ娘(漫画)の最終巻を読みました。

たぶん、倫子がマッチングアプリやるとして、検索してみて。って言ったとき、倫子の設定する条件のなかにKEYは入ってないんじゃないかと思うんですよね。

 

 

 

 

 

「恋愛と結婚は違う」と、マイナスのニュアンスを伝える場面でよく言われている。

例えば、すごく好きな相手がどうしようもない浮気性だとか、デート関係だけならいいけど一緒に生活しているうえでは全然合わないとか。

そういうこともあり、恋愛はできても結婚はしないほうがいい相手もいるよ、みたいな。

 

 

婚活してる人で、入会している相談所の担当者に「ここは結婚相手を探す場所で、恋活ではないんですよ」みたいなことを言われたっていうぼやきを見かけました。

 

どんな言われ方をしたか、直接聞いていないからわからないけど、それを見て正直へ??と思った。

私たちはロボットじゃないんだから、恋をできない相手と結婚できるかよ。

私だったらそれを言われた時点ですぐにやめると思った。(だから私は相談所とか向いてないんだろうなと想像する。)

 

 

やはり、恋愛の延長線上に結婚があってほしい

 

どんなに「私は条件重視で結婚したから」なんて口では言ってる人がいたとしても、程度の差はあれ、相手に対する恋愛感情はあると私は思います。そのことに、自分でも気が付いていないケースもあるだろうし。

 

 

 

私は、婚活はとことんうまくいっていなかったから、現実に戻って、好きな人に声をかけようと思った。

「よかったら、今度ごはん行きませんか?」と初めて自分から異性に言いました。

 

お見合いパーティーで自分からアプローチするより勇気が必要な発言だったと思います。なぜなら、婚活のように「お互い恋愛相手を探していることがわかりきっている」というフィールドではないから。

相手も自分も恋愛を求めているかどうかはわからない日常の場所だからこそ、自分がよっぽど頑張らなきゃ何も始まらないと思ったからです。

不思議なもので、そうやって始まった相手のほうが長く関係が続いたりしています。採取的にうまくいくかどうかは別ですが。

 

 

婚活の場だと、お互いがある程度会話が成立して連絡先を交換できる=まあアリだと思っている、のサインのようなものでもあるので「うまくいくかも」という期待もあるし、アプリなら、お互いがいいねをしていないとやり取りが始まらないので、「ある程度いいと思ってる」が前提にある→うまくいくのではないか、という期待を持つことができます。

 

でも日常生活では、そういう仕組みで始まるわけじゃない。

失敗してもまだ持ち駒が無限に出てきうる仕組みとか、他の子とも連絡先を交換しているから、ダメならこの人は切って、じゃあ2番目によかった子にいこうとか、そういう要素は婚活界隈よりも少ないと思う。

 

 

 

自分がちょっと心を開けば、

向こうも「なんだ、そうだったのか」って興味をもってくれることも多いのではないでしょうか。

 

TOKYO GIRL

TOKYO GIRL

 

 

PerfumeのTOKYO GIRL。

 

婚活していて、辛いと思ってた時によく聴いてた。

自分の気持ちを反映しているようで、それでも頑張って恋しようと思える曲。